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お客づくりの経営方針・経営マニュアル

今、血のつながった肉親でさえ物事の見方・考え方はバラバラです。
同じ会社の従業員といえども、今までの経歴がさまざまな従業員同士あるいは会社側と従業員では、考え方は違っていて当然です。
だから大事な経営方針書・経営マニュアル。


「ノルマはダメ！」

経営計画書が売上利益などの数字だけで、社員に対するノルマとしている会社があります。

しかし現実は、ベテランクラスでも「今年の売上利益の数字を達成しても、また来年のノルマがきつくなるだけだ。適当にやっておこう」といって本気になっていなかったり、若い人の場合は「頑張っても、どうせ自分たちにはまわってこない。残業が続くくらいなら、会社目標は達成しなくていい」などと考えていたりします。
現代社員は、生活苦で働いていた昔の社員とは違っていて、経営者が思うようにはいかないようです。

お客様の方でも、商品サービスを提供する会社の売上利益目標が何億円だろうと、まったく関心はありません。
お客様が知りたいのは、「どんなことを私たちにしてくれるのか？それが他社よりどうすぐれているのか？」ということだけです。
それがわからなければ、ライバル会社の方と取引するだけです。

以上のようなことから、経営方針書・計画書は数字だけではなく、「お客様に対する使命」「具体的な顧客サービス」などを会社方針として示すと同時に、顧客満足による会社発展が社員の達成感や幸せの実現につながることも示していくことが不可欠な時代になりました。

世の中にどのようにお役に立つかという“会社の使命”を明確にし、口先だけでない本当のお客様第一主義を実行すると、お客様が心から感謝の言葉を述べられ、それが社員たちの“やりがい”“生きがい”にもなってきます。
そして「経営方針にもとづいたお客第一主義」を実践することは、リピート注文、口コミ、紹介が増え会社業績がたいへん良くなりますから、社員の給与賞与も増えて家族を幸せにすることができます。


 

◆ぜひ会社の進むべき方向性を示し、社会や世の中の人々に貢献するために“お客中心の経営方針書”をつくることで、会社の使命を明確にし、市場が縮小する時代の勝ち残りを、社長と社員が共に目指してもらいたいと思います。

並 木 労 務 経 営 事 務 所
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